消えゆくV8自然吸気 フォード・マスタングで味わう 楽しむなら今
公開 : 2018.11.03 11:40
番外編1:自然吸気V8エンジン・ベスト5
第1位:シボレー・スモールブロック 1956年
史上もっとも成功するとともに、最長寿を誇ったV8エンジンとして、霊柩車からフォーミュラ5000のレースカーにまで搭載されている。1956年から2003年まで続いた生産期間中に、1億基近くが生み出された。
第2位:フォード・フラットヘッドV8 1932年
フラットヘッドは決して初めてのV8エンジンという訳ではないが、そのコストの安さと頑丈さ、そして当時の基準で見ればこのエンジンに相応しいパワーによって、V8を一般的な存在にした。
第3位:フェラーリ F106エンジン 1973年
ランチア・テーマ8.32に積まれたものを除けば、フェラーリ初のロードカー用V8はフラットプレーン型クランクを採用しており、この見事なサウンドを発するエンジンは30年以上にもわたって生産されるヒット作となった。
第4位:メルセデス・ベンツ AMG M156 2006年
初めて自前のエンジン開発を許可されたAMGが生み出したのが、この6.2ℓの排気量をもつ高回転型のV8だった。ロードカー用としてはかなり前に退役となっているが、ベンツはGT3レース用として現在もこのエンジンを使用している。
第5位:ローバーV8 1960年
確かに、ビュイックV8の権利を1965年にローバーが購入したものだが、軽量で改良も容易な素晴らしいエンジンであり、44年の生産期間中に、その出力は当初の2倍以上の345psに達している。ジャガーとランドローバー、TVRといったモデルに搭載された。