フォード・パフォーマンス 比較試乗 GT×フィエスタST 瑠璃色の血統
公開 : 2018.11.04 07:40 更新 : 2018.11.08 16:29
番外編:中古で買えるハイパフォーマンスモデル
エスコートRSコスワース
1992年〜1996年/4万ポンド(592万円)
RSコスワースのあまりにも高い人気のおかげで、英国では自動車盗難の被害が相次ぎ、自動車保険の加入ができない状況にまでなっている。四輪駆動に227psを発生する直列4気筒エンジンを搭載し、当時のハッチバックでは、前例のない高いパフォーマンスを誇った1台。
初代フォーカスRS
2002年〜2003年/1万2000ポンド(177万円)
紛うことなくスーパーハッチの元祖。俊足を叶える優れたハードウェアを持ちつつも、激しいトルクステアが玉に瑕。アグレッシブな見た目に違わぬ走りを見せてくれる。
初代GT
2004年〜2006年/25万ポンド(3700万円)
最新のGTと比較してしまうと、パフォーマンスの面で劣っていることは明らかながら、今のモデルへと続く、過去の記録に通じる特徴を築き上げた。素晴らしいV8エンジンにマニュアル・トランスミッションが組み合わされ、運転の楽しさは折り紙つき。
2代目フォーカスST
2005年〜2008年/4000ポンド(59万円)
あまり高い評価は得られていないものの、濃いキャラクターを持つ228psの5気筒ターボエンジンを搭載する2代目フォーカスSTも、明確な強みを持っていたと思う。われわれにとっては幸運なことに、3代目モデルの登場に合わせて、中古車価格が大きく下落している。
6代目フィエスタST
2013年〜2017年/9000ポンド(133万円)
これまでと同様に、6代目となったフィエスタSTも、価格帯を問わず、クルマとの一体感の密なドライビングを楽しめる選択肢のひとつ。技術的にはやや旧式のスポーツカー仕立てという雰囲気ではあったものの、秀でた運転の楽しさは高く評価できる。