「カンパニーカー」知っている? 英の社用車 税金、計算方法と上手な使い方

公開 : 2018.11.11 18:10

ゼロエミッション/低エミッション車(1)

以前はカンパニーカーの税金が免除されていたゼロエミッション車、つまり電気自動車と燃料電池車は、現在では13%の税率が課せられる。新年度ではこれが16%に上がる。一方、CO2排出量が1から50g/kmのクルマも同じく13%の税率である。

51から75g/kmのクルマでは16%になる。政府はCO2排出量75g/km以下のクルマを超低エミッション車(ULEV)としている。単なるガソリン車またはディーゼル車でこれに該当するクルマはない。EV、燃料電池車、それにプラグインハイブリッドだけである。ここでもいくつかの例を見てみよう。

BMW i3S 33kWh

BMW i3Sはかしこいパッケージングと運転の楽しさでわれわれお気に入りの一台だ。このクルマのP11D価格はオプションなしで3万4020ポンド(490万円)だから、実物給付の価格は4800ポンド(69万円)になる。したがって、所得税率が基本ランクの人なら毎月80ポンド(1万1500円)、上級ランクの納税者なら160ポンド(2万3000円)、累進ランクの金持ちなら180ポンド(2万5900円)の税額になる。

新年度にはEVの税率は16%にあがるので、これらの数字はそれぞれ98、196、221ポンド(1万4000、2万8000、3万1700円)になる。したがって、累進ランクの納税者の場合では、i3Sのカンパニーカーの税額は年間で492ポンド(7万700円)高くなることになる。

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