試乗 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ 「痛快そのもの」
公開 : 2018.11.07 10:10
どんな感じ?
ターボらしからぬサウンドと暴力的な加速
ステルヴィオは拡大されたホイールアーチやボンネットの吸気口、刺激的なサウンドを発する4本出しのマフラーからもわかる通り、アグレッシブかつ爆発的なパワフルに仕上がっている。
ステルヴィオ・クアドリフォリオはダイナミックモードでも十分魅力的なサウンドを発するが、レースモードに設定した途端容赦がなくなる。シフトアップ時には銃声のようなサウンドが鳴り響き、エンジンはターボエンジンとは思えない唸り声をあげる。
スペックシートに並ぶ数値も立派だ。0-100km/h加速はわずか3.8秒で、時には暴力的に感じるほど。ターボラグが驚くほど存在しないため、いつでもパワーを引き出せる。
ステルヴィオ・クアドリフォリオに感心する点は加速力だけではない。まるでもっと車高が低いかのような平静さとボディコントロールを見せるのだ。コーナーでは非常に安定しており、スコットランドのB級路だろうとこの印象は変わらない。そのため、どこでもハイスピードで駆け抜けることができる。