トヨタ・カローラ・ツーリング・スポーツ プロトタイプ初試乗
公開 : 2018.11.09 10:45 更新 : 2021.01.28 16:58
どんな感じ?
十分な荷室を確保
残念ながら、わたしは荷室を見て興奮することはない。だが多くのひとにとってこれは需要なポイントだろう。トヨタはこのクルマの型式認証を終えていないものの、少なくともライバルたちと同じ土俵に上がることはできそうだ。
リアシートを起こした状態では、598ℓの荷室が確保されている(ゴルフは605ℓ、フォーカスは608ℓ、オクタヴィアは610ℓ)。シートを倒した状態での数値については不明確だが、スペースセーバータイヤを搭載した状態では1606ℓとなるようだ(ゴルフは1620ℓ、フォーカスは1650ℓ、オクタヴィアは1740ℓ)。自転車1台、もしくは3つの大型スーツケースを搭載可能だという。
ひとつのハンドル操作で倒すことができるリアシートや、荷室内の取り外し可能なフロアなども便利な特徴だ。さらにこのフロアは反転させると表面がプラスティック製なのだ。これは濡れたものや砂のついた靴などを載せるときには便利だろう。
拡大された後席レッグルームは快適さを向上させている。大人にとってはとても広いというほどではないが、耐えられる広さだ。ただし、後席乗員が子供か小柄な大人に限定されるのでなければ、オプションのパノラミックサンルーフはおすすめしない。ヘッドルームが大きく損なわれるのだ。