オンボロのマイクラ(マーチ)で挑む草耐久レース 敵を巻くか、煙に巻かれるか
公開 : 2018.11.11 10:10 更新 : 2021.03.19 11:29
10万円以下で楽しめる
P289 BUX号は3時間の耐久レースを何とか走りきったが、実のところ後半戦は指先だけで崖にしがみつくかのような危ういものだった。2時間をすぎたあたりから、ボディはタンバリンのようにあちこちでガチャガチャわめき出し、エンジンも3割方パワーダウンした感じになってきた。
まあ上位に入れたのは誇らしかったし、1年間大事に置いておいて来年はさらなる上位入賞をめざしたかったところだが、残念ながらこんな状態のクルマを置いておくところがない。
そういうわけで、まことに残念ながら廃車にすることにきめ、解体屋で40ポンド(5800円)とひき替えに別れをつげた。
このクルマにかけた金額の総計は以下のとおりだ。購入代金が200ポンド(2万8000円)、ガソリン代とパーツ代とレース参加料しめて500ポンド(7万2000円)。ということで、出費が700ポンド(10万円)、買取でもどってきたのが40ポンド(5800円)だ。660ポンド(9万5000円)のお金の使い道としては、とても有意義だったのではなかろうか。