英国試乗 BMW X2 ハッチバック寄りのSUV、走りと実用性両立
公開 : 2018.11.13 10:10
BMWの小型SUV、X2の2.0ℓガソリン仕様に試乗しました。SUVでありながらハッチバックにも近いルックスのこのクルマは、十分な運動性能を実用性を兼ね備えています。ただし、乗り心地やロードノイズ、燃費などは特別優れているとはいえません。
もくじ
どんなクルマ?
ー ハッチバックとSUVの融合
どんな感じ?
ー 十分な運動性能
ー 快適性には若干の懸念も
「買い」か?
ー 走りと実用性を両立
スペック
ー BMW X2 sドライブ20i Mスポーツのスペック
どんなクルマ?
ハッチバックとSUVの融合
ハッチバックかSUVか。どの角度からX2を見るかによって判断がわかれるだろう。両者の特徴が取り入れられたデザインだ。このルックスをどう判断するかはさておき、BMWは全く新しいモデルを投入するニッチを見つけるのがうまいようだ。
われわれがX2を英国で試乗するのはこれが初めてではない。以前にもディーゼルで4WDのxドライブ20dに試乗し、その落ち着き、速さ、そしてハンドリングに感銘を受けた。
今回、われわれはsドライブ20iに試乗することができた。これはよりパワフルな4気筒ガソリンエンジンを搭載する前輪駆動モデルだ。
この1998ccのパワートレインは最高出力192ps/5000rpm、最大トルクはわずか1350rpmから28.6kg-mを発揮する。このパワーを7速DCTを介して前輪のみに伝えている。われわれのテストカーにはオプションのMスポーツ・サスペンションと20インチホイールに225/40のピレリPゼロを履いていた。