英国試乗 BMW X2 ハッチバック寄りのSUV、走りと実用性両立

公開 : 2018.11.13 10:10

快適性には若干の懸念も

搭載される4気筒ガソリンエンジンもクルマに合っている。個性が強いというほどではないが、2000rpm以下からも十分なトルクを発揮し、回転上昇もリニアだ。

スポーツモードを選択すればエグゾーストからは官能的なサウンドが演出される。高速道路ではおとなしいものの、トルクに頼ってシフトダウンせずに追い越しをするのも苦痛ではない。

注意点をあげるとすれば、硬められたサスペンションと低偏平タイヤの組み合わせによる乗り心地だ。X2の乗り心地はおおむね落ち着いてはいるものの、段差を超える際の突き上げはBMWとしては快適とはいえない。高速域でのロードノイズも気になる。そして今回のテストにおける9.6km/ℓという燃費も抜きん出たものではないだろう。

キャビンについては、上等な素材を使用しておりその見た目も3万5040ポンド(523万円)の小型SUVに見合ったものだ。ただし、その車体の小ささゆえ2列目の乗員は若干窮屈な思いをするだろう。ヘッドルーム、レッグルームともに大人には小さめだ。

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