知っていたらマニア? 忘れ去られたドイツ車ブランド31社 後編

公開 : 2018.11.11 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03

ツェンダップ(1957年〜1958年)


1917年にはオートバイ生産を始めたツェンダップだが、最初のクルマを送り出すまでに、さらに40年の月日を要している。それが、ふたつの顔を持つローマの神から名付けられた写真のヤヌスだ。もともとドルニエ・デルタとして開発されたこのバブルカーは、エンジンのうえにパッセンジャーを背中合わせで座らせる前後対象のパッケージングが特徴のモデルだった。

高価格と不安定なハンドリングにより需要は限定的だったが、ツェンダップがこのプロジェクトをボッシュに売却するまでにおよそ7000台のヤヌスが生産されている。その後、1984年に破綻するまでツェンダップはオートバイメーカーとして存続した。

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