知っていたらマニア? 忘れ去られたドイツ車ブランド31社 後編
公開 : 2018.11.11 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
ロイト(1908年〜1963年)
Norddeutsche Automobil und Motoren GmbH/North German Automobile and Engines(北ドイツ自動車&原動機)は1908年に北ドイツ・ロイト輸送会社によって設立された。ほとんどのモデルにはロイトの名が冠されたが、1929年にボルクヴァルトの帝国に吸収されると、その名は表舞台から消えていった。
だが、1950年、カール・ボルクヴァルトは排気量250ccから596ccまでの小型エンジンを積んだ低価格モデルのために、ロイトの名を復活させている。1957年には900ccエンジンを積んだサルーンモデルのアラベーラが登場したが、1961年にボルクヴァルトが清算されることになると、ロイトの命脈も尽き、1963年には完全に消滅している。写真は1955年のロイト600だ。