BMW E3エステート コンディション「新車以上」 実走状態は現存唯一、販売へ
公開 : 2018.11.09 21:25
類い稀なコンディションに
中でもこのJGT 587Nはあらゆる意味で究極のE3エステートだといえる。デイビッド・モーガンが14年に渡ってレストアし続けた個体だ。1981年に製作され、モーガンが1994年に購入したときはあまり良くないコンディションであったという。
モーガンは2000年代初頭に2台目のSiエステートを、さらに3台目として3.0Saエステートを購入し、このレストアの部品取りに使用した。この結果、「新車以上」の状態に仕上がったとのことだ。
2008年、彼はシカゴにあるBMWスペシャリスト、ザ・ワーク・ショップでのレストアを始めた。この頃、別の3.0Sオートマティックが発見された。しかし、他のE3と同様ひどいコンディションであり、これもまたドナーとして使われることになった。
ルーフ、ドア、シルなどの交換を含むボディシェル全体のレストアに加え、メカニカル的なオーバーホールにより、このJGTは類い稀なコンディションとなった。
おそらくこのE3は走行可能な唯一のE3エステートであり、他の個体が今後レストアされる可能性も低い。