10月の新車販売 なぜ2ケタ増? 「2018年10月に売れた日本車」
2018.11.13
2018年10月 車名別販売台数ランキング
1位 ホンダN-BOX 2万512台
2位 ダイハツ・ムーヴ 1万1820台
3位 スズキ・スペーシア 1万1813台
4位 ダイハツ・タント 1万1559台
5位 日産デイズ 1万1332台
6位 トヨタ・アクア 1万405台
7位 トヨタ・シエンタ 9840台
8位 日産ノート 9740台
9位 ダイハツ・ミラ 9441台
10位 トヨタ・プリウス 8792台
11位 トヨタ・カローラ 8644台
12位 トヨタ・ヴォクシー 7831台
13位 スズキ・ワゴンR 7422台
14位 ホンダ・フリード 6751台
15位 トヨタ・クラウン 6715台
ホンダN-BOX 14カ月連続首位
月間の乗用車の車名別ランキングでは、“軽高登低” の配置が続く。トップについたのは昨年9月に全面改良を行ったホンダN-BOXで、前年同月比3.4%減ながら全車種のなかで唯一2万台オーバーの2万512台の販売を成し遂げて14カ月連続での首位に立った。続く第2位には、同15.4%減の1万1820台を販売したダイハツ・ムーヴが4つ順位を上げてランクイン。第3位には同72.1%増の1万1813台を記録したスズキ・スペーシアが前月と同様に入る。さらに、第4位には同8.4%増の1万1559台でダイハツ・タントが、第5位には同90.1%増の1万1332台で日産デイズがランク入りし、トップ5を軽自動車が独占した。
登録車で首位のトヨタ・アクアは、同3.7%増の1万405台で6位どまり。また、9月に2列シート車を新設定するなどマイナーチェンジを実施したトヨタ・シエンタは同47.0%増の9840台で第7位、9月にeパワー・ニスモSを追加した日産ノートは前年の出荷停止の反動もあって同255.3%増の9740台で第8位、トコットの販売が好調なダイハツ・ミラは同26.2%増の9441台を記録して第9位に食い込む。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、12カ月連続である。
話題のニューモデルの成績を見ていこう。6月にハッチバックモデルのスポーツ、8月にスポーツのMT車を追加したトヨタ・カローラは前年同月比32.9%増(8644台)を成し遂げて第11位に、6月末にフルモデルチェンジを実施したトヨタ・クラウンは同193.5%の大幅増(6715台)で第15位に、9月に仕様の一部向上を行った日産セレナは前年の出荷停止の反動もあって同374.4%の大幅増(6409台)で第18位に位置。
10月末に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同119.1%の大幅増(5818台)で第21位、トヨタ・ヴェルファイアは同22.0%増(3788台)で第31位に、10月にマイナーチェンジを敢行したトヨタ・パッソは同9.1%増(4452台)で第27位、兄弟車で新グレードのスタイルを追加したダイハツ・ブーンは同162.6%の大幅増(1447台)で第51位に入る。
また、7月にフルモデルチェンジしたスバル・フォレスターは同328.0%の大幅増(3985台)で第30位に、8月にSKYACTIV-G1.5を搭載するなど商品改良を実施したマツダ・デミオは同36.7%増(3482台)で第36位に、7月にフルモデルチェンジしたスズキ・ジムニーは同62.5%増(1851台)で第47位に、3列シートクロスオーバーSUVのマツダCX-8は11月末に商品改良を控えているにもかかわらず月販計画1200台を上回る1396台を販売して第52位に、8月末にまずガソリン車を発売した新型ホンダCR-Vは1129台を登録して第57位に、9月に最上級グレードのS4 STI Sportを追加したスバルWRXは同17.9%増(1007台)で第60位につける。7月に登場した新型軽バンのホンダN-VANは、月販計画3000台を上回る5523台の販売台数を達成した。