VWが、260万円前後のEV開発中 コンパクト・クロスオーバー
公開 : 2018.11.17 12:10
航続可能距離 約300kmか
新しいI.D.モデルは、クラスを超えた魅力的なデザインを纏い、小型で低価格ながら抜きん出た車内空間を目指して開発されている。VWが持つ既存の市場で幅広い層にアピールするための判断である。
ほかのI.D.と同じく、このモデルも新規開発のMEB(モジュラー・エレクトリック・アーキテクチャー)を元に開発されている。フロントに電気モーターとバッテリーを搭載し、eゴルフと同等となる航続距離299kmを確保。価格を低く抑えるため前輪駆動のみとなり、各種のコネクティビリティはオプション設定になるはずだ。
販売はVWで行われるが、アウディ、セアト、シュコダで販売するモデルのベースにもなる。
生産はVWのドイツ・エムデン工場で行われる予定。ここは現在、パサートとアルテオンの生産に使用され、年間30万台の生産能力を持つ。
VW本部の内部筋によると、パサートとアルテオンの製造は今後、シュコダのチェコ・クヴァシニ工場やブルガリアの新工場に移される予定だ。現在クヴァシニ工場では、シュコダ・スパーブの生産が行われている。