英国の見方 ホンダCR-V ハイブリッドAWD試乗 実用性に優れたファミリーSUV 7人乗りが選択できないのが課題

公開 : 2018.11.20 11:10

3つの走行モード 制御は効率重視

EVとハイブリッド、そしてエンジンの3つある走行モードは瞬時に切り替えられ、EVモードでは完全にバッテリーからの電力供給だけで走行することが可能だ。ハイブリッドモードでは、エンジン出力によって発電機を駆動し、走行用モーターへと電力供給を行う。エンジンモードだけがガソリンエンジンからの出力を、ロックアップクラッチを介して直接駆動輪へと伝える。

この3つのモードは、それぞれバッテリーパワーを最大限有効活用できるように切り替えられ、エンジンも可能な限り最適な回転域を保つよう制御されている。ハイブリッドモードで発生した余剰出力はバッテリーの再充電に使われ、エンジンモードではバッテリーのサポートを受けパフォーマンスが向上している。0-97km/h加速は前輪駆動モデルで8.8秒、四輪駆動では9.2秒であり、最高速は駆動輪にかかわらず180km/hとなる。

ホンダでは、もっとも売れ筋となるのは今回のテスト車両でもある四輪駆動モデルとだと予想している。ガソリンとハイブリッドモデルの価格差は800ポンド(11万8000円)に留まるものの、販売比率は半々だろうと考えられており、ホンダはハイブリッドモデルの魅力をより高めるための努力を続けている。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事