初試乗 メルセデス・ベンツGLE モデルチェンジ プラットフォームから一新

公開 : 2018.11.26 11:35  更新 : 2018.11.26 11:56


どんな感じ?

快適至極なクルージング

GLEに搭載されるエンジンのラインナップは、英国の場合、当面はガソリンの2種類のみとなり、GLE300d 4マティックに搭載される、245psと50.9kg-mを発生する2ℓ4気筒ディーゼルターボか、今回の試乗車でもある、GLE450 4マティックの2.9ℓ6気筒ガソリンターボが選べる。2019年後半には、6気筒ディーゼルと、AMGチューニングのガソリンエンジンも登場する予定だ。

この2.9ℓ6気筒エンジンは、新しいガソリン・ディーゼルユニット・ファミリーに属し、メルセデス・ベンツがEQブーストと呼ぶ、マイルドハイブリッド・システムも搭載している。48Vのスターター・ジェネレーターがトランスミッションの前方に組み合わされ、リチウムイオンバッテリーからの電力で、加速時には22psと25.3kg-mをアシスト。パフォーマンスを向上させるだけでなく、好燃費にも寄与している。

このエンジンは、CLS450やS500にも搭載されているものだが、チューニングは特別仕立て。低回転域から力強い加速を披露し、スロットル操作に合わせてレスポンス良くスピードを上げていく。しかも車内への音振の侵入はしっかり抑えられ、快適至極。GLE450 4マティックの穏やかで静寂に包まれたクルージングは、特筆に値する。

標準装備される9速ATは、シフトアップ、シフトダウンともにシルキーといえる滑らかさ。ステアリングホイールに搭載されたシフトパドルを操作すれば、ドライビング状況に関わらず即座に変速を終える。市街地などの低速域では最適な段数を常に選択してくれるし、ハイペースで郊外の道を飛ばせば、変速タイミングが変化し、高回転域までエンジンを回したドライビングも可能。

加えてアクセルペダルから足を離して惰性走行している状況では、ATに組み合わされたクラッチがエンジンと駆動系を切り離し、効率を高めるメカニズムが実装されており、ドライブトレインの秀逸さを一層高めている。

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