フェラーリ360モデナの中古車 F1マティックの故障、心配は スパイダー検討も?
公開 : 2019.01.01 10:10 更新 : 2019.01.02 09:31
2種類のギアボックス
モデナとスパイダーでは6段MTのほかにF1マティックという自動MTが選べ、いずれも8500rpmで395psを発生する3.6ℓV8エンジンをミドシップに搭載する。
フラットプレーンを採用するクランクシャフトはとろけるような排気音を引き立てる反面で振動もおおきく、わずか3万2000kmほどでエンジンマウントの寿命がくる。おなじく振動でベアリングに負担のかかるタイミングベルトテンショナーも、3年ごとの交換が必須となる。
ギアボックスは2種類とも多少の弱点こそあるが、基本的に頑丈で信頼性は高い。F1マティックは時に気まぐれにシフトする癖があったが、2003年にプログラムの改良が加えられて一掃された。この改良は以前の生産分にも適用できる。
ダブルウィッシュボーン式のサスペンションは車高調整が可能で、ノーマルとスポーツのモード切り替えが可能な減衰力無段階可変ダンパーも装備する。こちらも信頼性は高いが、ボールジョイントやタイロッドエンドの消耗には注意したい。