フェラーリ360モデナの中古車 F1マティックの故障、心配は スパイダー検討も?
公開 : 2019.01.01 10:10 更新 : 2019.01.02 09:31
注意点 オプション品は
360は日常使いできるスーパーカーとしてフェラーリ初なら、総アルミ製のボディもおなじく初めてだ。軽量ながら強烈な高剛性を誇るボディは、フロアパンとサイドシルに補強が加わるスパイダーではますます強固となる。ただアルミ製だからといってサビと無縁ではなく、塗装が泡のように浮き上がるサビの兆候のチェックは欠かせない。
スパイダーのソフトトップを動かす強力な油圧シリンダーは劣化するとオイル漏れをきたすので、1度開閉を途中で止めてパッキンの状態を見ておこう。修理にはかしこい方法もあって、これを知らないと数千ポンド(100万円近く)の修理費を覚悟することになる。
パワーウインドウとレザーの内装は標準だ。オプションで付いていてほしいのはキセノンのヘッドライト(後付け品はヘッドライトウォッシャーがつかないことでわかる)、カーボンファイバー製のシート、そしてチャレンジ仕様のリアグリルだ。フェンダーにつくフェラーリのエンブレムも劣化しているだろうが、こちらは非純正品に取りかえても遜色はない。
さいごにひとつ。履歴の完備した整備記録簿と、買い直すと800ポンド(11万6000円)もする純正ツールキットだけは絶対にはずしてはいけない。なに、ちゃんとそろってる? ならばガレージをきちんと掃除して、来たるべき日にそなえよう。