フェラーリ360モデナの中古車 F1マティックの故障、心配は スパイダー検討も?
公開 : 2019.01.01 10:10 更新 : 2019.01.02 09:31
フェラーリ360モデナの中古車 購入時の注意点
エンジン
毎年の点検はもちろん、タイミングベルトも3年ごとの交換が必須だ。ヘッドカバーガスケットやエンジンアンダーカバーにオイルのシミがないか、よく見ておこう。暖機後にタペット音がおさまるかも確認。
スロットル操作に反応が一瞬遅れる場合はイグニッションコイルの異常かもしれない。吸気系では、マニホールドのガスケットからの漏れやスロットルバタフライの異音がないか確認しよう。エンジンマウントの状態チェックもお忘れなく。
トランスミッション
マウントが壊れるとギアボックスが垂れさがり、シフト時にガリガリ音が出るので要注意。F1マティックでは、アクチュエーターからのオイル漏れやECUのクラッチ摩耗履歴を見ておきたい。MTではクラッチの滑りや3速から2速へのシフトの引っかかり、それにシフトレバー下のリンクブッシュの劣化がないか確認しよう。
ボディ
下回りをこすっていないか、ノーズの下をのぞいておこう。アルミの腐食で塗装が泡を吹いたように盛り上がったり、またアンダートレイの裏側にも腐食や損傷がないかくまなく見ておこう。
パネルのすき間の不一致やホイールアーチの損傷は、サーキットなどでのクラッシュ歴の疑いをしめす証拠だ。ドアやトランクのゴムシールの劣化、ドアハンドルのゆるみ、ランプ類のレンズのくもりも要チェック。スパイダーは、トップのしわや裂け目ももちろん見ておくこと。
内装
パワーウインドウやドアロックの動作に異常がないか、表面材のソフトな部分にねばつきがないか確認しよう。ドア内張りに損傷がないか、また計器類の照明が正常かも見ておこう。
サスペンションとブレーキ
フロントのボールジョイントから異音がしないか、耳を澄ませよう。タイロッドエンドにガタがないか、ステアリングを左右に振ってみてチェックしておく。サスペンションのモード切り替えも異常がないか確認しよう。タイヤ空気圧やホイールアライメントの異常によるふらつきも、見逃さないように。