ジープ・ラングラーTJ(2代目) 中古で購入、JKとの違い/故障するポイント
公開 : 2019.01.04 10:10
ジープ・ラングラーの中古車 購入時の注意点
エンジン
4ℓエンジンにはウォーターポンプの水漏れ問題があるのでチェックすること。エンジン後のメインシールと、バルブカバー上のクランクケース通気口からのオイル漏れの有無も要確認。2000年以前の4ℓエンジンでは、エグゾーストマニフォールドにクラックが入る恐れがある。
2.5ℓエンジンはオイル容量がかなり少ないので、突然の急ブレーキでオイル溜まりにエアを吸い込んでしまい、ビッグエンドとコンロッドの故障につながることがある。両方のエンジンともにディストリビューターのベアリングが摩耗することがある。ラジエターのつなぎ目からの水漏れ、プラスティックタンクのキャップの状態を調べること。
トランスミッション
リアデフのクラッチプレートにテンションをかけるベルヴィルのスプリングワッシャーによってデフから異音が出ることがある。クルマをフルロックの状態にしてジャダーが出るかどうかチェックすること。デフフルードには、オリジナルのフルードにプレートの乾燥と摩擦を防ぐ特別な添加剤を入れる必要がある。初期型の5速ギアボックスにはシンクロに問題のあるものがある。
ボディ
ボルトオンで取りつけられているフロントフェンダーを除いて、亜鉛メッキされたボディは一般的にさびない。シャシーーは表面が少し腐食するだけだが、フレームのリア部分とリアアクスルは腐食することがある。並行輸入されたクルマの中には、英国正規販売のクルマに比べて錆対策が不十分なものがあり、シャシーーが腐食する場合がある。
サスペンション
コイルスプリングはへたることがある。また、すり減ったブッシュ類を交換するよりも、新しいラジアスアームを取りつける方が安く済む。パンハードのロッド先端のボールジョイントの動作を確認すること。