ジープ・ラングラーTJ(2代目) 中古で購入、JKとの違い/故障するポイント
公開 : 2019.01.04 10:10
専門家の意見を聞いてみる
クリス・バスホール(サリー・オフロード・スペシャリスト)
「両方とも標準仕様だとすると、オフロードではランド・ローバー90の方がラングラーTJより上です。ジープのロードクリアランスは十分ではないので、簡単に燃料タンクを打ってしまいます」
「しかし、ARBのオールド・マン・エミュのような良いリフティングキットを取りつけ、31インチタイヤを履かせて数インチリフトさせれば、ほとんど同じです。より小型で小回りも利くので、よく整備されたTJなら、後期型のラングラーJKにも負けませんよ」
「もしモディファイされたモデルを見るなら、品質がしっかりしているか、正しく装着されているかどうかを確認してください」
知っておくべきこと
ラングラー死のぐらつき。この良く知られた症状は、サスペンションがまったく不調になり、TJのフロントアクスルが悲鳴を上げている状態だ。アライメントの不良、タイヤのアンバランス、ボールジョイントの摩耗、アンチロールバーの締め付け不良。いずれも運転中にアクスルを激しくぐらつかせる原因となる。車高をあげているならさらに悪い。
いくら払うべき?
5000〜6995ポンド(72万5000円〜101万5000円)
2000年登録までのサハラ4.0ハード/ソフトトップで走行16万kmくらいのもの。サービス履歴が完備しているものもある。ほとんどがMT。見た目の変なクルマもある。
7000ポンド〜7995ポンド(101万6000円〜116万円)
2000年以前の低走行のサハラ4.0MT車、および2000年代初期の4.0スポーツ。
8000ポンド〜8995ポンド(116万1000円〜130万5000円)
ここまでくると2001年登録のサハラ4.0、スポーツ4.0など豊富にある。ときどき2.5も見かける。走行距離はすべて11万km程度。
9000ポンド〜1万495ポンド(130万6000円〜152万3000円)
1990年代後期、2000年代中期の程度の良い4.0マニュアルで走行8万〜11万km程度の個体。
1万500ポンド(152万3000円)以上
2000年代初期〜中期の低走行のサハラ4.0。
掘り出し物を発見
ジープ・ラングラー・サハラ4.0 1998年、17万3000km、6495ポンド(94万2000円)
このラングラーにはサービス履歴が完備している。インテリアに汚れはなく「この年式としては最高」だと説明されている。そうはいっても20歳のクルマなので、程度はそれなりである。まったくオリジナルのままなので、隠れた修理の心配はないが、牽引フックが付いているのでクラッチは要チェックだ。