短評 レンジローバー・イヴォーク新型 オフロード試乗 ディーゼル車

公開 : 2018.12.03 11:45  更新 : 2018.12.04 11:05

ボンネット下部を透視

運転してすぐに気づくのは、路面状況を目視することができる機能だ。これによりオフロードでの制御が容易になる。クリアサイト・グラウンド・ビューと呼ばれるこの機能は、2014年のディスカバリー・ビジョン・コンセプトに搭載されていたもので、ボンネットの下部を見ることができる。

フロントグリルやドアミラーに搭載されたカメラにより、フロント下部の通常死角となる部分の様子がモニター越しに確認できる。

45°の傾斜を登る時のことをイメージしてほしい。通常なら窓から見えるのは空だけだろう。だがこのクルマではカメラのおかげで地面も見えるのだ。表示モードを変えれば、ホイール位置の3D映像を映し出すこともできる。これはオフロードだけでなく市街地でも使える機能だろう。

われわれは前者のモードを急斜面で、後者を線路の上を走るコースでテストした。慣れが必要かもしれないが、動作は完璧だ。

より長距離での広範なテストは今後の機会が待たれるが、今回の低速テストでも多くのことがわかった。ステアリングの重さはちょうどよく、2.0ℓディーゼルも低速域での洗練性が増している。さらに、ヴェラール譲りのインテリアは多くのユーザーに訴えかけるだろう。

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