空飛ぶクルマ、試験飛行 アウディ/エアバス/イタルデザイン

公開 : 2018.11.29 16:20

空飛ぶ自動車、導入へ向けた現状は?

このようなオンデマンドサービスがどのようなものになるのかを確認するため、アウディはエアバスの子会社であるブーム社と協力して、南米で試験運用を実施している。

顧客がメキシコシティまたはサンパウロでヘリコプター便を予約すると、アウディが着陸地点から、あるいは着陸地点までの移動手段を手配する。

アイディの調達及びIT担当取締役/子会社のイタルデザイン社長のベルント・マルテンスは、次のようにコメントする。

「このようなサービスは、お客様のニーズをより良く理解するのに役立ちます。将来的にフライングタクシーは、数多くの都市生活者にとって魅力的な移動手段となるでしょう」

さらにアウディは、インゴルシュタットにおいて、アーバン・エア・モビリティ・フライングタクシー・プロジェクトと呼ばれるイニシアチブを支援しており、アウディの本拠地において、フライングタクシーの試験運用を行う準備を整えている。

このプロジェクトは、欧州連合が推進するスマートシティ及びコミュニティ政策において、ヨーロピアンイノベーションパートナーシップと呼ばれるイニシアチブを市場へと導入する取り組みの一環として行われている。

このプロジェクトの目的は、新しいテクノロジーの利点を一般の方々に理解していただき、バッテリー技術、規制、認証、インフラストラクチャーに関する疑問に答えることだとアウディはコメントしている。

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