祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史

公開 : 2018.11.29 18:20

997型の登場(6代目、2004年)

2004年7月、ポルシェは911カレラおよびカレラS(997型)を発表した。クリアな楕円形のヘッドライトを採用し、以前のモデルへの回帰を見せた。しかし、997はその見た目だけではなく、非常に高いパフォーマンスを持っていた。カレラでも325ps、カレラSでは355psを発揮した。

2006年、911ターボが追加された。市販のガソリン車として初めて可変ジオメトリーのターボが搭載された。後期型に搭載された新設計の3.8ℓユニットは最高出力500psとなった。最高速度は312km/hに達しながらも、7速PDK仕様ではCO2排出量は268g/kmに抑えられた。

2008年のアップデートでは直噴エンジンやPDKとよばれるデュアルクラッチ・トランスミッションが新たに採用された。

ポルシェは常に911に非常に多くのバリエーションを用意しているが、997ではそれが特に甚だしかった。「標準」モデルでもクーペ、タルガ、カブリオレのボディに後輪駆動または4WD、そしてMTまたはATの選択肢が用意された。

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