祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史
公開 : 2018.11.29 18:20
派生モデルが続々発売
この年発売されたもうひとつの伝説的モデルが911タルガだ。ただし、伝説となった理由は良いものばかりではない。初期のタルガはソフトトップであった。しかし1968年には固定式リアウインドウがオプション設定されるようになり、のちに標準装備となった。
1967年にはもうひとつの派生型、スポルトマチックが登場した。4速のセミATが搭載されたこのクルマは非常に不人気であったが、今ではその奇妙さから再び価値が上がっている。
同じ1967年、ポルシェは112psのフラット6に4速ギアボックスが組み合わされたやや安価な911Tを発売した。この時、通常の911には「L」の接尾辞が付けられ5速ギアボックスとデュアルサーキットのブレーキを装備していた。
1968年の最大のニュースは、フューエル・インジェクションが装備された911Eの登場だろう。これにより、ポルシェはドイツのメーカーとして初めて米国の厳しい排出ガス規制に適合した。