祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史

公開 : 2018.11.29 18:20

Gシリーズの登場(2代目、1973年)

初代のデビューから10年後、ポルシェのエンジニアらは初めてのフルモデルチェンジを行なった。このGシリーズは1973年から1989年まで生産された。これは911の歴史上最も長く生産されたモデルだ。米国におけるクラッシュテストをクリアするための衝撃吸収バンパーが採用された。

2世代目では2.7ℓ(2687cc)エンジンが標準化された。それと同時に、ダックテールに代わり「ホエールテール」がオプションで用意された。

通常の911よりもずっとホットなモデルを求めるひとびとに向け、ポルシェは1973年に3.0RSと3.0RSRを用意した。109台が生産され、そのうち50台はサーキット専用のRSRであった。

1974年には、260psの3.0ℓエンジンと大型リアスポイラーを特徴とする911ターボがお目見えした。恐ろしいほど速いがターボラグも大きく、未熟なドライバーによる事故が多発した。

4気筒エンジンを搭載する912Eが1975年に復活した。フューエル・インジェクションを備えるフォルクスワーゲン製の1971ccエンジンは91psを発揮した。安価な911を求めるひとびとに向けたものであったが、わずか2089台しか売れなかった。

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