祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史
公開 : 2018.11.29 18:20
排気量拡大 カブリオレ登場
1975年ごろになると、911はライバルに差を詰められ始めていた。そこでポルシェは2.7ℓにかわり200psの3.0ℓを導入した。
1977年、エントリーレベルとして投入されたのが3.0ℓのSCだ。初期の仕様では182psであったが、1980年には207psにまで引き上げられた。同じ年、インタークーラーの装備された911ターボ3.3が登場した。その300psという最高出力はクラス最高であり、恐ろしいほどの速さであった。
1983年には911 3.2カレラがSCに取って代わった。231psの3.2ℓを搭載し、特に1982年に登場したカブリオレが人気を博した。
カブリオレの登場前、911にはオープン仕様はタルガを除き設定されていなかった。しかし、1989年には新たな選択肢としてスピードスターが登場した。これは伝説の356から引き継がれた名称だ。