将来は名作クラシック? 今、買い時 値上がりの可能性があるクルマ16選
公開 : 2018.12.02 07:40
1万~1万5000ポンド(150万円~225万円)クラス(その2)
アルファ・ロメオ164 Q4(1993-1998)
ピニンファリーナが、おそらく定規や三角定規もそれなりに使ってデザインしたとみえるこの164は、BMWの5シリーズに対するイタリアの反撃だった。1993年に登場したこのQ4は、V6エンジンと4WDで武装したとはいえ、たしかに315psを誇る当時のM5の敵ではなかった。
だが、アルファの232psだって決してダメなわけではない。今となってはまずお目にかかれないが、もし見つかっても1万5000ポンド(221万円)もあれば大丈夫だろう。
初代フォード・フォーカスRS(2002-2003)
ホットハッチの図式を塗りかえたのは、何をおいても初代フォーカスRSに他ならない。精度、細部へのこだわり、そしてサーキット仕上げのメカニズム。このいずれもスポーツカー並みの基準で開発されたはじめてのハッチバック車だったのだ。
パンチの効いたターボパワーとそれを路面に伝えるクワイフ製LSDの組み合わせでとんでもない性能を披露したが、同時に危なっかしい一面もあった。オリジナルを保った個体は今後価値が急上昇する可能性がある。今のところは、程度の悪くないもので1万2000ポンド(177万円)というところだ。