フォルクスワーゲン ニュルのEV記録に挑戦か パイクスピーク優勝マシンで
公開 : 2018.12.11 12:23 更新 : 2018.12.11 12:27
5分30秒切りは確実か
シミュレーションによれば、今年初めにポルシェが919ハイブリッド・エボで記録したラップレコードすら射程圏内に入っているというのだ。
ニュルのEV最速レコードは中国のニオがEP9(1641ps)で樹立した6分45秒90だ。
EV以外も含めると最速レコードは、ティモ・ベルンハルトがガソリンハイブリッド、919ハイブリッド・エボ(1160ps)で樹立した5分19秒55。平均時速は233.8km/hに達する。
「われわれはまだ準備を始めたばかりですが、シュミレーター内ではすでに5分30秒を切っています」と情報筋は言う。「確実に、まだ伸びます」
I.D. R パイクスピーク・プロトタイプは今年初めに、パイクスピークで新記録の7分57秒15を樹立した。このイベントのためだけに設計され、高地でも十分なダウンフォースを得るための大きなウイングや四輪駆動を備えている。そして現在は、フォルクスワーゲン・モータースポーツによって、ニュルのために手が加えられている。
再設計には新しいエアロダイナミクス・ボディも含まれ、最高速はパイクスピーク仕様の240km/hから大きく引き上げられている。さらに、電動パワートレインにも手が加えられるようだ。