ジャガー・ランドローバー幹部 「客はオンライン専売を望まない」 クルマ販売事情
公開 : 2018.12.12 20:40
ジャガー・ランドローバー(JLR)UKのマネージング部門トップ、ロードン・グローバーが、顧客は自動車販売の全プロセスのデジタル化を望んでいないと話しました。JLRを含む様々なブランドがオンライン販売を始めている昨今、その真価が問われます。
自動車のオンライン販売
近年、自社のモデルをオンラインで販売するという方式を様々な自動車ブランドが採用している。ヒュンダイやダチア、プジョー、BMW、フォードもオンライン販売を開始し、ジャガー・ランドローバー(JLR)もその例外ではない。
だがジャガー・ランドローバーUKのマネージング部門トップ、ロードン・グローバーは「完全なデジタル販売方式を望む顧客の割合は10%もいません」と語る。
グローバーはJLRの24ある自動車販売プロセスのうち、19はデジタル化できると話す。
「われわれはウェブサイトやオンラインコンフィギュレーターなどに積極的に注力しています。ですが、最終的には実際のディーラーに足を運んでいただいています。実店舗とオンラインがどれほどマッチするか見極めているのです」と語った。
彼は昨今のクルマ販売事情に変化が起きているとし、「顧客は家でリサーチを行いたいと思っています。そしてディーラーに足を運ぶことによってさらに多くを知ることが可能で、購入まであと一歩の状態となります」と説明した。