ロータス・エキシージS2の中古車 すべてがおススメ 評価/価格/注意点
公開 : 2018.12.30 10:10
ロータス・エキシージS2の中古車 購入時の注意点
エンジン
約1万5000kmごとに点検されているか、正しいグレードのオイルを使っているかを確認したい。そうでない場合、カム摩耗の懸念がある。低回転で出る異音はスーパーチャージャーのプラスティック製カップリングの損傷が原因の可能性がある。
サーキット走行した車両の場合、仕切り付きのオイルパンが装着されているか、さもなければ頻繁なオイル交換が行われていたか確認が必要だ。
冷却系
ラジエーターは経年劣化で端から水漏れしてくる。警告灯の類はないので、冷却水量はサブタンクの水位で判断する必要がある。冷却ファンが水温上昇で動作するか確認しよう。
トランスミッション
手荒にあつかわれたクルマ、とくにスーパーチャージャーモデルの中速ギアではシンクロがへたっているかもしれない。半クラッチのままでギアを4速から2速まで順にシフトしてみて、ガリガリこすれる感じがしないか確かめてみよう。
頻繁にサーキット走行した車両では、1万6000kmごとのミッションオイル交換記録は必須だ。レッドゾーンまで頻繁に回転を上げるとオイルポンプを傷めるおそれがある。
サスペンション・ステアリング・ブレーキ
標準のビルシュタイン製キットのスプリング受けが割れていないか、またボールジョイントやゴムブッシュに劣化や割れがないかチェックしよう。タイヤの片減りは縁石に乗り上げたかアライメント異常が疑われる。
フロントのブレーキディスクの裏側を触ってサビがないか確かめよう。ノンパワーのステアリングは遊びが大きすぎないか確認を。
シャシー・ボディ
リフトアップして、下回りにキズやコースアウトなどによる損傷がないか、アンダーカバーの裏側まで見ておこう。エアコン装着車の場合はパイプからの漏れがないかもチェックだ。塗装の浮きもお忘れなく。年式にかかわらず、構造体の劣化を疑わせる微細なひび割れには注意しよう。