スズキ・ジムニー クリスマスツリーを運ぶ旅 スコットランドからロンドンまで
公開 : 2018.12.24 07:40
ようやくゴール ツリーを返しに?
ゴールへと急ぐべきだろうが、強風は続いており、シェアバーン・イン・エルメットにあるフィールズ・ガーデン・センターへと飛び込んで、屋根のツリーを再度しっかりと固定して貰うとともに、スポンジも外すことにした。
その結果、ジムニーのリアでまるで興奮した子犬の尻尾の様に跳ね回るツリーの先端とともに、ゴールを目指すことになった。
最後の300kmほどは105km/hの巡航速度を保つことができたが、依然として横風と大型トラックが巻き起こす乱気流には苦労させられ、ようやく午後8時にトゥイッケナムの明るい街の灯りを目にすることができた時はとても嬉しかった。
その後すぐ、ハイランド地方からやってきたクリスマスの贈り物であるわれわれのツリーは、オフィスの梁に積もった埃を払い落とすことになったのだ。
天候には翻弄されたし、正直言えば、このローソンヒノキをトランクに積むことができればとも考えた。だが、もしトランクに積むことができたら、これほどの歓迎を受けることはなかっただろう。
ジムニーはクリスマスツリーのような長いものを積むようには出来ていないが、このクルマは凍てついたスコットランドの渓谷から都会の真ん中まで、約800kmもの道のりをツリーとともに走破した。
ツリーを返しにスコットランドまで運転したいか? もちろん。但しツリーを枯らさずに済んだならだ。