クリスマス・プレゼントで欲しい1台 AUTOCAR英編集部が選ぶ
公開 : 2018.12.22 07:40
超刺激的なアトム4
(MS)「見た目はよくなっても重量はたいして増えていないし、運動性の仕立ても特にコーナーでの踏ん張り方なんかフェラーリ488の軽量版みたいだよ。あんな小さなメーカーがつくったクルマならではといっていい」
(AF)「それで4万ポンド(571万円)だからね。この値段でこんなに特別で変わったクルマはほかにないよ。どんなクルマにしても判断基準は一緒で、開発の目的としたところがどれだけ満たせるか、ということ。アトムに乗ると興奮のるつぼというほかないし、あれ以上の興奮はいらないね」
(SC)「年寄りには刺激が強すぎるかな」
(RL)「どこをとっても『さあ走れ』という仕立てだからね。ペダル配置はこれ以上ないし、ブレーキもピタリと決まる。たしかにエンジンはターボだけど、ヒューンという音がつねに入ってくるからかえって凄みがあるね」
(SC)「アトム3を改良して延命させることもできたのに、あえて4を送りだしてきたのがすごいよ。3でよかったひともおおいはずだよ。年に100台売るとして、まだ3,4年はいけたと思う」
(DP)「運転感覚のことではないんだけど、オートバイに通じるものがあるね。わたしはオートバイには疎いけど、たんにむき出しの機械を見てるだけで楽しめるんだ。いくらでも見ていられるね」
(AF)
「じゃあ、最後にひとつ質問だ。この中で『これにしとけばよかった』というクルマはあるかな?」
専門的な厳しい視点をこえたところで、みんなが顔を見あわせる。視線の先には―アルピーヌ。