ロードテスト トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)GRMN ★★★★★★★☆☆☆
公開 : 2018.12.31 11:40 更新 : 2021.03.05 18:46
使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
ヤリスGRMNが搭載するインフォテインメント・システムは、7.0インチモニターを採用したトヨタ・タッチ2と呼ばれるシステム。ナビゲーションのほか、デジラルラジオ、ブルートゥースとUSBを用いたスマートフォンとの接続機能を備える。グラフィックは特に綺麗というわけでもなく、反応も素早いわけではないが、操作は比較的簡単に行えるところが美点。
多くの自動車メーカーとは異なり、トヨタはインフォテインメント・システムの操作系をタッチ・モニターに統合せず、モニターの周辺にも物理的なボタン類を残している。触り心地に特徴はなくても、システムのサブメニューの操作には非常に有用で、特に運転中の操作はしやすい。
6スピーカーを内蔵したサウンドシステムを採用するが、音質は良いとはいえず、ボリュームを上げると音が歪んでしまう。エンジンのサウンドトラックが魅力的だから、オーナーの殆どはさほど気にしないだろう。ラゲッジスペースの広さは、一番狭い部分で幅が890mm、奥行きが600mm、高さがトノカバーを下げた状態で490mmとなっている。
視界
街なかでの運転がしやすいヤリスだから、GRMN仕様になっても前後視界ともに、特に懸念される部分はない。
燈火類
標準でヘッドライトはハロゲンライト。これほど俊足を持ったクルマにも関わらず、明るさも見通しも良いとはいえない。LEDヘッドライトは標準装備で欲しいところ。
ステアリングとペダル
ABCペダルともに、滑らかにヒール&トウをするには間隔が開きすぎている。ステアリングコラムのテレスコピックの調整幅は不足気味。