52台限定のフェラーリ、出品へ なぜ高額? 最高予想価格3100万円越えのワケ
公開 : 2018.12.19 23:50 更新 : 2020.12.08 18:48
52台限定で生産されたフェラーリ365GT 2+2が来年1月に開催される自動車見本市、オートスポーツ・インターナショナルにて開催されるオークションで出品されます。一体いくらで落札されるのか、楽しみですね。なぜ特別なのか、探ります。
特別な1台
レアで、V12エンジンを搭載し、フェラーリのバッジがついてる。買わない理由があるだろうか?
この1970年型フェラーリ365GT 2+2は絶対に注目を集める1台で、来月開催されるシルバーストン・オークションズ・オートスポーツ・インターナショナルにて落札できたラッキーなひとは必ずや満面の笑みで会場を後にするだろう。
しかも驚くべきはその美しいコンディション。約20年もの間、前のオーナーのガレージにて大切に保管されていたのである。
このクルマは速いだけでなく、後ろにふたり載せることが可能だ。後部座席に乗せるひとは背が低い友人か子供が絶対に望ましいだろう。
この365GT 2+2は落札予想価格が190ポンド(2万6990円)から22万ポンド(3125万円)となっているが、その高い予想価格にもキチンとした理由がある。この1台こそ、52台しか生産されなかった右ハンドルモデルで、最近2万ポンド(284万円)を掛けてエンジンのオーバーホールも行なっている。
搭載されているエンジンは324bhpを出力する4.4ℓV型12気筒エンジン。5速マニュアルトランスミッションを搭載し、最高速度は241km/h、0-97km/h加速は約7秒だ。
その性能に見合う足回りとして、コニ製ハイドロニューマティック・サスペンションや、ガーリング製ベンチレーテッド・ディスクブレーキなどを搭載している。