52台限定のフェラーリ、出品へ なぜ高額? 最高予想価格3100万円越えのワケ
公開 : 2018.12.19 23:50 更新 : 2020.12.08 18:48
完成された美しさ
すべてがオリジナルの状態で、ボディカラーのアッズーロ・ヒュペリオンだけが再塗装されている。それ以外はボッラーニ製のホイールなども含め、どこも変わっていない。
内装は青系の花浅葱色に染められた本革で仕立て上げられており、状態も良好だ。ナルディのステアリングが木目調のアクセントを加え、雰囲気を完成させている。クルマにはフェラーリ純正の本革で作られた財布とハンドブックが付属する。
「美しくて速いこのフェラーリは、運転する者に1960年代の完璧なイタリアンGTエクスペリアンスをもたらします」とシルバーストン・オークションズのクラシックカー・スペシャリスト、ジョー・ワッツは語る。
「ピニンファリーナによって完成されたデザインと、エンジンとハンドリング性能によって実現されたパフォーマンスによって365GTはスタイルとクラスの両面でその頂点に君臨しました」とも説明する。
ワッツはさらに「オリジナルの状態で保たれたこの1台は走りも大変良く、現存する同じモデルの中でも一番程度が良いでしょう。クラシックな4シーターがもたらす美術は同じ2シーターのモデルよりも大きな機会を持ち合わせています」と加えた。