公道試乗 アウディeトロンGTコンセプト テスラに対抗できるか
公開 : 2019.01.29 10:10 更新 : 2021.11.11 13:20
打倒テスラへ
eトロンGTはeトロンやeトロン・スポーツバックに続くアウディ第3のEVだ。アウディは2025年までに12車種のEVを投入すべく、14億ユーロ(1788億円)の投資を行なっている。
これはフォルクスワーゲン・グループがディーゼルゲート問題からの立ち直りを図る意味も含んでいる。アウディの経営陣はディーゼルが以前として重要であるとしており、実際にまだ脱却はできていない。しかし、昨今の状況を鑑みるに、一刻も早くディーゼルとは距離を取るべきだろう。
そしてテスラの存在もある。カリフォルニア生まれのテスラは大型で航続距離が長くハイパフォーマンスなEVのパイオニアとして驚くべき成長を遂げたのだ。現時点ではアウディの18分の1の生産台数に過ぎないが、油断はしていられないだろう。
アウディがEトロンGTをカリフォルニアでデビューさせたことの意義は大きい。ここはテスラの本拠地であるとともに、環境への意識が高く米国全体のEV売上の半数近くを占めるのだ。LAの金融地区を2分も歩けば面白い希望ナンバーをつけたモデルS、モデルX、モデル3を目撃しないことはないだろう。