試乗 VWポロGTI ミニJCW/ルーテシアR.S.への切り札は? 新価格348万円
公開 : 2019.01.05 08:10 更新 : 2019.01.05 12:59
フォルクスワーゲン・ポロGTIの試乗記です。日本価格が、2019年元旦に改定された4代目ポロGTI。ミニJCW、ルーテシアR.S.を念頭に置いて、評価してもらいました。
もくじ
どんなクルマ?
ー 歴代最大排気量 4代目GTI
ー ミッション 6速DSGに
どんな感じ?
ー 0-100km/h加速 6秒台の争い
ー 2段階切り替え式 そのフットワークは?
「買い」か?
ー JCW、ルーテシアR.S.と比べて……
スペック
ー ポロGTIのスペック
どんなクルマ?
歴代最大排気量 4代目GTI
最新のポロGTIは通算6代目のポロがベースで、GTIとしては通算4世代目となる。そんな新型ポロGTIのエンジンは歴代最大排気量となる2.0ℓターボ。基本的にはゴルフGTIと同系列のEA888型だが、最高出力/最大トルクはそれぞれ200ps/32.6kg-mにディチューンされる。
この数値を先代(後期)の1.8ℓターボと比較すると、出力は8psアップで、トルクが先代の6MTと同じである。
競合車との比較では、そもそも2.0ℓターボという贅沢なエンジンを搭載するBセグメントはミニしかない。それ以外の競合車もすべて過給エンジンではあるが、ルーテシアR.S.が1.6ℓ、スズキ・スイフトスポーツやアバルト500系が1.4ℓ、日本未導入のフォード・フィエスタSTは1.5ℓ。
現時点でクラス最強はミニ3ドアのジョン・クーパー・ワークス(JCW)のそれで、231ps/32.6kg-m。対するポロGTIは出力こそゆずるものの、トルクではJCWとならぶクラス最強の1台ということになる。
4代目GTIはトランスミッションにも変更があった。