自動車の書籍 クリスマスのお供におすすめの1冊は? 英AUTOCAR選出
公開 : 2018.12.23 07:40
「ポルシェ:エクセレンス・ワズ・エクスペクテッド(Porsche:Excellence was Expected)」
1冊にしぼるのは死ぬほど大変だった。レーシングカーの本でいちばんのおすすめはマーク・ドノヒューの「ジ・アンフェア・アドバンテージ(The Unfair Advantage)」だし、レオン・マンデルとピーター・レブソンの「スピード・ウィズ・スタイル(Speed with Style)」も甲乙つけがたい。
ロバート・エドワーズの「アーキー・アンド・ザ・リスターズ(Archie and the Listers)」はよくあるドライバーの伝記ではもっとも心奪われるものがあったし、企業人伝ではブロック・イエーツの「エンツォ・フェラーリ」がそうだ。
もうレース大事典とでもいうべきヤーノシュ・ヴィンプフェンの「タイム・アンド・ツー・シーツ(Time and Two Seats)」にしようかと思ったが、結局タイトルにあげたこの本にきめた。
カール・ルドビクセンがポルシェのすべてをまとめあげた書物で、2008年に改訂をうけた全3巻の傑作だ。いちブランドについての本でこれを超えるものはないだろう。
(アンドリュー・フランケル)