コンパクト・ピックアップ 復活の兆し 振り返る驚きのトレンド
公開 : 2019.01.06 06:10
シボレー・エルカミーノ(1959年)
シボレーは1959年発売のエルカミーノでフォードの後に続いた。ランチェロのライバルとして開発されたスタイリッシュなエルカミーノは、そのルーツを2ドアのブルックウッド・ステーションワゴンにもつモデルだった。
その見た目も乗り心地も乗用車のようだったが、トラックの実用性も兼ね備え、広告ではエルカミーノを「乗用車以上、トラック以上」と表現していた。
1960年を最後に初代エルカミーノはモデルライフを終え、シボレーはこのセグメントに見切りをつけたかと思われたが、シェヴェルをベースとした2代目エルカミーノが1964年モデルとして登場している。このモデル名は、シボレーが1987年に生産を止めるまで5世代にわたって使い続けられた。
1987年当時、S10が6595ドル、さらにはフルサイズトラックのスタートプライスが8651ドルだったにもかかわらず、エルカミーノのベースグレードの価格は1万453ドルだった。
それぞれの価格は2018年の価値に換算すると、それぞれ1万4600ドル(162万円)と1万9200ドル(214万円)、2万3200ドル(258万円)に相当する。
注意:写真は1959年モデル