コンパクト・ピックアップ 復活の兆し 振り返る驚きのトレンド
公開 : 2019.01.06 06:10
シボレー LUV(1972年)
シボレーはいすゞの力を借りてミニトラック市場に挑戦している。
恥ずべき米国の輸入OEMモデルの1台、LUV(Light Utility Vehicle:ライト・ユーティリティ・ビークルの省略だ)は日本ではファスターとして知られたいすゞ製モデルだった。
シボレーのトラックラインナップの入門モデルとして、76psを発揮する4気筒エンジンだけが選択可能だった。
1972年3月から12月の間に、2万1000台のLUVが米国オーナーのもとへと嫁いでいった。1973年の生産台数は約4万台であり、最盛期となった1979年モデルでは約10万台まで増加している。
初代の成功を受け、シボレーは2代目モデルをいすゞからの調達ではなく、自社生産することにしたものの、1982年モデルを最後にLUVは米国市場から姿を消している。