ロードテスト DS7クロスバック ★★★★★★★★☆☆

公開 : 2018.12.30 11:40  更新 : 2022.04.23 12:04

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

DS7のインフォテインメント・システムやエアコンなどの操作を行うのは、ダッシュボード中央に浮いたかたちで取付けられた12.0インチのタッチモニター。ダイヤモンドの形状を反復したグラフィックが、プジョーシトロエンと共有するシステムでの差別化になっているが、プレミアムブランドとして、システム全体にも手を加えたほうが良いだろう。

ソフトウエア自体は直感的に操作でき、モニターの下に並んだタッチセンサー式のスイッチが、使いやすさをサポートしている。モニターの表示は鮮明ながら、グラフィック自体はベーシックなもの。メニュー操作した時の、反応するまでの待ち時間も気になる。エアコンの操作をする際も、メニュー操作が必要で煩雑に感じた。

インスツルメントパネルは12.3インチモニターによるもので、表示内容のカスタマイズも可能。ステアリングホイールに搭載されたコントローラーで切り替えられるが、インフォテインメント・システムと同様に、入力から表示までにタイムラグがある。またスピードメーターなどの計器類の表示も、グラフィックに凝りすぎたところがあり、可読性の面では優れているとはいい難い。

ラゲッジスペースの床面は高さが調整でき、一番高くすると開口部とフラットになる。60:40に分割できるリアシートバック倒せば、ラゲッジスペースは1752ℓまで広げることが可能。通常の大きさでは、狭いところで幅が1130mm、奥行きが940mm、高さが570mmとなっている。

視界

着座位置が高いおかげもあって、前方視界は優れている。リアビューカメラも搭載され、駐車する際には重宝する。

燈火類

アクティブLEDヘッドライトには、オートハイビーム機能も搭載。明るく視界も広い。ハイビームとロービームの切り替えも素早い。

ステアリングとペダル

やや左側によったブレーキペダルは、SUVとしては珍しい。しかし、左足でブレーキを踏むぶんには特に不都合は感じられない。

 

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