史上最高のリムジンたち 空港送迎用から大統領専用車両まで
公開 : 2019.01.03 06:10
キャデラック75(1936年)
1936年以来、75はキャデラックのフラッグシップモデルであり続けていた。延長されたホイールベースは後席パッセンジャーのためであり、折り畳み式のリアシートを使えば最大8名を収容することができるとともに、フロントベンチシートには3人が座ることが可能だった。
こうしたすべては工場出荷時からの標準仕様であり、その頂点に輝くのは、75のサイズにマッチしたフィンとクロームを備えた1959年モデルだろう。
後にセブンティーファイブへとモデル名が変更され、1987年にはフリートウッドの生産終了に伴いモデルライフを終えているが、巨大な7.0ℓV8がわずか4.1ℓへと排気量が縮小されて以降、それも時間の問題だった。
以来、キャデラックにはカタログモデルとしてのリムジンはラインナップされていないが、いまでも実際に使用可能なコンディションを保つ見事なルックスの1960年代製セブンティーファイブを、6500ポンド/1万750ドル(119万円)ほどで見つけ出すことが可能だ。
さもなければ、米国大統領になれば良い。どちらが簡単だろう?(注:写真は1938年モデル)