ロードテスト キア・スティンガー ★★★★★★★☆☆☆

公開 : 2019.01.04 10:10  更新 : 2021.03.05 21:36

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

選択するグレードに関わらず、キア・スティンガーには同じ8インチのタッチモニター式インフォテインメント・システムが標準装備される。モニターはダッシュボードの最上部に収まり、ナビゲーションシステムとデジタルラジオ、ブルートゥース接続機能に、アップル・カープレイとアンドロイド・オートが使用可能となる。

システム自体のレスポンスは素早いが、ダッシュボードの上部というレイアウトのため、腕を上げて伸ばす必要があり、走行中の操作には適していない。またグラフィックは、アウディBMWのシステムと比較してしまうと、特に良い印象はない。インフォテインメント・システムのソフトウエア自体は充分機能的なものだが、同価格帯の他のモデルと比較すると、見劣りする感じは否めない。

エントリーグレードのクルマには9個のスピーカーを内蔵した純正オーディオとなるが、GTラインSとGT Sには、ハーマン・カードン製の15個のスピーカーを内蔵したプレミアム仕様が装備される。標準モデルとの差はわからないものの、ハーマン・カードンの音質は豊かで、音域のバランスも良く、ボリュームを上げてもひずみもほとんどないようだ。

ラゲッジスペースは406ℓの大きさがあり、大きな開口部のおかげで荷物も積みやすい。大人4人の週末旅行の荷物を積むには充分な大きさがある。リアシートを倒さない通常の大きさでは、狭いところで幅が800mm、奥行きが1030mm、高さが410mmとなっている。

視界

前方の視界は良好ながら、ボディの大きさと太いCピラーのおかげで、後方の視界は制限されている。

燈火類

LEDヘッドライトは、オートレベライザーに、カーブで進行方向に照射角を合わせてくれるダイナミック・コーナリングライトもGTラインSには標準装備。ロービームの明るさ、照射距離ともに不満はない。

ステアリングとペダル

ステアリングホイールの取り付け位置はドライバーの中心で、チルト、テレスコピックともに充分な調整幅がある。ペダルはやや右側にオフセットしている印象だが、快適性を損なうほどではない。

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

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