DSが提示「つまらない」コンセプトカーへの対抗案 X Eテンス 短評も
公開 : 2018.12.27 18:00
X Eテンス、何を世に問うのか?
メトロズによれば、このクルマで世に問うのはDSの考える操る楽しみと自動運転との調和だという。
「他社の電動自動運転コンセプトカーを見て、正直危惧をおぼえました。どれもこれも判で押したようにデザイン哲学がおなじなんです。洗濯機か電話ボックスみたいに無味乾燥で、精魂のかけらも感じとれません。つまらないとしか言いようがないんです」
「そんなものはわれわれの自動車観とは相いれません。自動運転車は手がけるにしても、お客さまはこれからもクルマに刺激と興奮、そして特徴ある美しい姿を求めるはずですから」
モーターとバッテリーをそれぞれ前後に収めるフォーミュラEマシンゆずりの基本構造のおかげで低いボディを実現できたのも、床下にバッテリーをおくためにチョコバーか何かみたいな背高の箱になってしまうおおくのEVとはっきり異なるところだ。
メトロズも「スリムなスポーツカーのコンセプト」にはこの構成が不可欠という。
また、ヘッドライトの代わりに配したLEDの「ライト・ベール」や3Dプリンター成型のグリルなど、X Eテンスの目新しさは基本構成にとどまらない。