タタ、ジャガー・ランドローバー売却の噂を否定 3500億円規模の改革へ
公開 : 2018.12.27 20:10
ジャガー・ランドローバー(JLR)売却との報道を、オーナーのタタ・モーターズは否定しました。今後も関係を継続していく見通しです。まずは3500億円規模の改革をおこないます。むしろ成長に期待を見せています。
タタ、JLRの報道を否定
ジャガー・ランドローバーはセダン車やディーゼル車への下がる需要や中国国内での業績低下などの影響を受け、2018年第3四半期に約9000万ポンド(12億円)規模の赤字を計上した。
それを受け、ジャガー・ランドローバーは、約25億ポンド(3500億円)規模の改革に乗り出す。
タタ・モーターズとジャガー・ランドローバーのトップ、ナタラジャン・チャンドラセカランは「われわれはジャガー・ランドローバーの長期的な成長と成功にこれからも関わっていきます」とし、ジャガー・ランドローバー売却の噂を否定した。
「ジャガー・ランドローバーはこれらも世界的な逆風に立ち向かっていくことにいますが、経営陣は業績向上のための正しい手段を取っており、わたしたちは今後も革新的な製品や技術などへの投資を継続していきます」
「タタがジャガー・ランドローバーを売却したり、ジャガーブランドの廃止などの噂は全くの嘘です」と加えた。
チャンドラセカランはジャガー・ランドローバーの製品と開発力に大いなるポテンシャルを見出しているとしている。
「わたしはジャガー・ランドローバーが本来持つ強みや、経営陣による努力目標などが、ジャガー・ランドローバーをより強固で競合性、収益性のある成長を今後迎えると自信を持って言えます」とジャガー・ランドローバーの成長に期待を見せた。