ジープ製ピックアップの歴史 ウィリス・ジープから最新モデルまで

公開 : 2019.01.05 06:10

コマンチ(1986年)

米国市場でもっとも人気のあるピックアップモデルに対して、実用性で劣るCJ-8は苦戦を強いられていたため、ジープでは違った方法でこの市場へアプローチすることにし、1986年モデルとしてコマンチをデビューさせることで、当時クラスリーダーだったフォード・レンジャーに戦いを挑んでいる。


コマンチは、明らかにジープが革新的なボディ一体型プラットフォームだと喧伝していたユニフレームを採用するXJ世代のチェロキーをベースに開発されたモデルだった。

ジープはこのクルマのボディ前半にユニフレーム・レイアウトをそのまま残しつつ、セパレートフレームのうえにキャビンと一体化した荷室を設けていた。

この独創的な構造によって、コマンチは頑丈さと軽量化を両立したピックアップとなった。

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