ジープ製ピックアップの歴史 ウィリス・ジープから最新モデルまで
公開 : 2019.01.05 06:10
FC(1956年)
1956年後半に発表したフォワード・コントロール(FC)で、ジープは米国製ピックアップモデルの常識に挑戦してみせた。
著名デザイナーのブルックス・スティーブンスはキャブオーバータイプのセミトラックからインスピレーションを受け、フォード F-100などよりもフォルクスワーゲン・バスに近いモデルを描き出したのだ。
ジープの親会社だったカイザーは、FCでピックアップ市場に革命をもたらそうとしたが、それは失敗に終わっている。
FCの年間販売台数は1957年のおよそ1万台をピークに、約3万台が生産されたのち、1965年には生産が終了している。当然、FCの後継モデルが作られることはなかった。