ジープ製ピックアップの歴史 ウィリス・ジープから最新モデルまで
公開 : 2019.01.05 06:10
ジープスター・コマンド(1967年)
1967年、成長を続けるレジャー用オフローダー市場に挑戦すべく、ジープのラインナップにジープスターの名が帰って来た。
ジープスター・コマンドと呼ばれたこのモデルの主なライバルは、インターナショナル・ハーベスターのスカウトやフォード・ブロンコ、トヨタ・ランドクルーザー、さらには後から登場したシボレー・ブレーザーといったモデルだった。
1967年のカタログには、それぞれロードスター・クーペ、コンバーチブル・フェートン、ステーションワゴンとピックアップトラックと名付けられた4つのモデルがラインナップされていたが、すべてCJ-6のシャシーをベースにしていた。
ジープは過去の過ちに学んだ。1948年に登場した初代ジープスターはリア駆動のみであったことから、本来ユーザーとなるべき層から批判を浴び続けたが、この2代目はすべて四輪駆動となり、CJとラングラーのギャップを埋めるモデルとなった。