ロードテスト メルセデス・ベンツXクラス ★★★★★★★☆☆☆
公開 : 2019.01.05 11:10
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
英国の場合、原則として二酸化炭素の排出量や購入金額に依存しない、小型商用車扱いになる。欧州では一般的な、会社が社員に貸与するカンパニーカー制度での税金面の優遇は大きく、ランニングコストは驚くほど低くなる。カンパニーカーとして中型のSUVからXクラスのようなピックアップに乗り換えると、数百ポンド(数万円前後)は毎月の維持費が少なくなると考えられる。その条件はX350dでもX220dでも変わらないから、メルセデス・ベンツとしてもメリットがありそうだ。
Xクラスには、ピュア、プログレッシブ、パワーの3段階のグレードがある。トップグレードのパワーには、キーレスゴーにLEDヘッドライト、電動シート、ARTICO人工レザー内装、オートエアコンなどが標準装備される。また運転支援システムも充実しており、衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト、交通標識認識システムなどが備わる。
4万ポンド(580万円)クラスのSUVとは同等ではないものの、Xクラスは決して時代遅れというわけでもない。先進的でもないけれど。
3年後、5万8000km走行時の残存価値に関しては、今回は検証していない。