試乗 レクサスUX200 Fスポーツ 2ℓNAエンジン車、価格443万円の評価は?
公開 : 2019.01.04 17:10
レクサスUXの内燃エンジン車「UX200 Fスポーツ」を試乗。2.0ℓ自然吸気モデルです。先日レポートしたハイブリッド車とどのように買い分けるべきでしょうか? ポイントは、新エンジンの走りです。
もくじ
どんなクルマ?
ー 2.0ℓ自然吸気エンジン車 UX200
どんな感じ?
ー 走りでFスポーツを選ぶなら
ー ちょっと踏み込む このトルクは?
「買い」か?
ー ハイブリッドか 内燃か
スペック
ー レクサスUX200のスペック
どんなクルマ?
2.0ℓ自然吸気エンジン車 UX200
ハイブリッドだ、クリーンディーゼルだ、ダウンサイジングターボだ、と書いていると自然吸気ガソリンエンジンはコストメリットだけのような扱いに陥りやすいが、UX200に試乗すると基礎技術の進化があってこその先進技術という当たり前のことを再確認してしまう。
UX250hの記事でも述べたが、レクサスUXはハイブリッド車もガソリン車も新開発のM20A型エンジンを採用。M20Aは新D4S(多孔直噴&ポート噴射)、アトキンソン(ミラー)サイクル、大量クールドEGR、高圧縮、ロングストローク、吸気流タンブル強化、補機類電動化等々を採用。高効率化技術の集大成ともいえる設計が施されている。結果、ガソリン車用のM20A-FKSの熱効率は40%にまで達している。また、ミッションには発進専用ギアを加えてベルト負荷の低減を図るとともに変速比幅の拡大した新開発のダイレクトCVTを採用する。
レクサスUXとプラットフォームを共用するC-HRのガソリン車に搭載される1.2ℓのダウンサイジングターボとパワースペックを比較すると最高出力は58ps、最大トルクは2.4kg-mも上回っている。とくに最大トルクはNA2ℓではトップクラスだ。
ハイブリッド車と比較すれば普及仕様のポジションだが、スペックから見る限りプレミアム方向でC-HRの上位に位置するモデルに相応である。なお、JC08モード燃費は等価慣性重量区分でUX200のほうが1区分重くなるにも関わらず0.8km/ℓ勝っている。